先輩の声

品質管理

応用研究・技術開発

Y.Kさん

繊維製品には染色整理加工が欠かせないことを実感しています

Y.Kさん
2021年入社
28歳
名古屋大学大学院
理学研究科生命理学専攻
技術開発課/生産技術課(研修)
生地の特徴と向き合い 新たな性質を与えることを目指す業務です

現在の仕事内容

私が所属する技術開発課は、繊維素材に様々な特性を持たせる加工技術の開発を行っています。水をよく弾いたり、汗が浸みずにすぐ乾いたり、見た目おしゃれなシワ模様を付けたり、そんな製品をつくるにはどのような加工が必要なのかを日々研究している部署です。実際の開発業務では、繊維や加工剤に関する豊富な知識が求められるため、入社一年目は工場内で生産を担当している部署で研修を行っています。現在は生地の物性強度や染色堅牢度を評価する部署に所属しています。

今の仕事のやりがい

現在は研修先での仕事内容の理解を通じて、生産の仕組みや生地の様々な特性について学んでいます。どの部署でも実際に所属しているかのように仕事を割り振っっていただけるので、とても有意義な研修期間を過ごしています。工程どおりに正しく処理し、結果の報告まで完了したとき、大きなやりがいを感じます。

岐センってどんな会社?

織機や編み機によって造られたまっさらな生地を洗って、前処理して、色付け、仕上加工するという一連の工程によって整え、より機能的で彩りのいい洗練された生地に変える会社です。社員の皆さんは人当りがよく、豊富な知識をもっていて仕事に熟達した方が多い印象です。部署間での情報交換が活発に行われており、皆で力を合わせてよい製品を提供しようという気概が強く感じられます。

この会社に決めた理由

以前からものづくりの業界には興味がありましたが、大学の卒業研究の経験から製造業を中心に就職先をさがしていたところ、偶然出会ったのが染色整理加工業という仕事でした。その業務内容が面白そうだと思えたことと、地元の会社で独自の加工技術をいくつも持っており、布製品以外への加工提案を行うなど、積極的な展開を行っていることが決め手となり岐センへの入社を志望しました。

当面の目標

研修期間中に、生地の特徴や色についての知識を吸収することが現在の目標です。繊維の基礎知識講習など社外研修にも積極的に参加して、さらに知識を深め、資格試験にも挑戦していきたいです。また、将来、加工技術の開発作業に携わる際に大いなる参考となるため、研修先である各部署の仕事内容を把握して、ひとつひとつの仕事にしっかりと向き合い気を抜くことなく大切に取り組んでいきたいと思います。

将来の夢

技術開発課の一員として、本格的に開発作業に関われるようになることが、将来的な目標です。既存の技術の改良や応用、新規加工剤の導入、新規加工技術の提案など様々なアイデアを生かして可能性を探求していきたいです。新しい技術が誕生する現場に居合わせることができたら、それはこれ以上のない喜びでしょう。繊維製品によって生活をどう変化させることができるか、考えを巡らせながら日々の業務に取り組んでいます。